最低な巨漢男との出会い【30代:女性】

S子さんは、事務職の36歳。朗らかな笑顔と旺盛なサービス精神で、男女ともに同僚ウケも抜群。職場にひとりはいて欲しいタイプのS子さん。そんなS子さんは結婚相談所に登録している“しっかり婚活派”。多いときには月3ペースで、登録先から紹介された男性と会っていたといいます。

「現実的な話、初対面でピンとくる男性って、なかなかいないじゃないですか。でも、まずはうるさいこと言わずに付き合ってみようって思って、努力はしたんですよ」というわけで、巨漢気味の30代の男性との交際をスタートすることに

いよいよ、はじめてのデートの日……

どこに行くのかしらとワクワクしたY子さんでしたが、到着したお店は、なんとメガ盛りメニューが自慢のラーメン店でしたー。「内心、『うわー。だから太ってるわけだよ(笑)』と思いつつ、せっかくなので一緒に食べようと」という包容力のあるY子さん。

ドーンと出てきた山盛りのラーメンを、ふたりでワシワシと格闘するかのように夢中で食べていたら、やっぱり汗がダラダラと噴出してきますよね。Y子さんが、ふと彼のほうを見ると“メタボのたしなみ”よろしく、いつのまにか首にタオルを巻いています。しかも、もう汗でグッショリ、かなり重そうです!

「私も汗を拭こうとしたのですけど、あいにくハンカチを忘れちゃって。そんな私に彼も気づいたんでしょうね……」というY子さんに、「これ、使いなよ」と彼がカッコよく差し出したのはハンカチなどではなく、今まで自分の首に巻き付けられていた、そのまま汗を絞れるほどウェッティなタオルでした(笑)!

「そんなの使えないよっ!!!」

……結局、S子さんと“メガ盛り男”の恋は、はじまる前に終わってしまったといいます。でも、今年の夏は節電モードとのこと。本格的な汗のシーズンを迎える前の出来事でよかったのかもしれませんね。